従来のチラシ・口コミだけでは、塾の集客が難しくなっています。なぜなら、保護者は「授業の雰囲気」「先生との相性」「子どもの成長」を、入塾前に目で見て確認したいと考えているからです。
英進館は、YouTube・Instagram・TikTokを活用して、授業風景や合格者インタビュー、保護者向けQ&A動画を配信しています。これにより、保護者の不安が一瞬で解消され、入塾問い合わせが増加しました。
この記事では、英進館の具体的な動画配信戦略と、個人塾・小規模塾でも実装できるステップを紹介します。「集客ができない」という悩みを、動画で解決するための実践的な方法です。
塾集客ができない理由は、動画がないからかもしれない
目次
従来の集客方法は、もう効きにくい
紙のチラシ、地域の口コミ、看板広告。かつて、塾の集客はこれらで十分でした。しかし今、保護者の行動は大きく変わりました。
入塾を決める前に、まずネット検索をします。その際、見たいのは「授業の風景」「先生がどんな人か」「子どもの成長例」です。テキストの説明だけでは、信頼がわきません。
保護者の3つの不安を解消できるのが、動画
保護者が塾選びで感じる不安は、おおよそ3つです:
1. 授業の質は本当に高いのか? → YouTube・HPに授業風景を載せることで解消
2. 先生との相性は合うのか? → 複数の先生の動画を見て判断できる
3. 子どもが本当に成長するのか? → 合格者インタビューで「成功例」が見える
動画なら、文字の説明では伝わらない「授業のトーン」「先生の人柔らかさ」「子どもたちの反応」がそのまま伝わります。
個人塾こそ、動画集客が効果的な理由
個人塾は「知名度の低さ」が課題
個人で営む小規模な学習塾は、大手塾との差は「知名度」です。CMもテレビCMも出せず、チラシの配布エリアも限られています。
だからこそ、オンラインで「ありのままの授業」を見せることが、強力な差別化になります。
スマートフォンなら、低コストで始められる
「動画制作=高額費用」というイメージがあるかもしれません。しかし、授業風景の動画なら、スマートフォンで十分です。
- スマートフォンで撮影(機材費ゼロ)
- 簡単な編集(フリーソフト使用で済む)
- YouTube・Instagram・TikTokにアップロード(配信料金ゼロ)
最初は「ありのままの授業」として、完璧な編集は不要。むしろ、自然な雰囲気が伝わる方が、保護者には信頼感になります。
SNS別の動画活用で、新規・既存の顧客層を分ける
YouTubeは「長尺・発見」狙い
YouTube(5分~10分程度)は、検索エンジンでの発見を狙います。「〇〇市 学習塾」「中学受験 個別指導」といった検索キーワードで、保護者が見つけてくれるプラットフォームです。
長めの動画で、「授業風景」「合格者インタビュー」「よくある質問の回答」など、保護者の疑問に答えるコンテンツを載せます。
Instagram・TikTokは「短尺・エンゲージ」狙い
Instagram・TikTok(15秒~1分程度)は、既に塾に興味を持っている人、または友人経由で動画を見た人へのアプローチです。
短尺で「職員紹介」「授業の一場面」「保護者からのよくある質問への回答」などを配信。保護者や受験生の「いいね」「コメント」「シェア」が増え、口コミが広がりやすくなります。
複数プラットフォーム運用の実例:英進館
九州・広島で70教場を展開する英進館は、この戦略を実践しています。
- YouTube「eishinkanchannel」:小学部・中学部の授業風景、大学受験・中学受験・高校入試の合格者インタビューを定期配信
- 公式Instagram「@eishinkan_official」:教室イベント、職員紹介、保護者向けQ&Aを配信
- TikTok「@eishinkan」:短尺の教室情報、授業あるあるネタ、夏期講習密着動画など、多様なコンテンツを配信
複数のプラットフォームを使い分けることで、「新規の保護者にリーチする」「既存の保護者・受験生とのつながりを深める」の両方を実現しています。
英進館が実施する「3ステップの動画配信戦略」
ステップ1「複数プラットフォームで配信」
英進館は、1つの授業風景動画を複数の場所に配信しています
- YouTubeに5分~10分版をアップロード(検索流入狙い)
- InstagramやTikTokに、その一部をカット編集した15秒~1分版をシェア(エンゲージ狙い)
- 塾のホームページに、YouTubeを埋め込み(信頼感演出)
このやり方なら、1本の動画制作で、複数の場所に配信できます。
ステップ2「保護者向けQ&A動画で直接不安に応える」
英進館のTikTokでは、保護者からのよくある質問に、教師が回答する動画を配信しています。例えば
- 「子どもが国語の記述問題が苦手です。どう対策すればいいですか?」
- 「勉強のやる気が出ません。親は何をすればいいですか?」
- 「志望校の選び方で、親が気をつけるべき点は?」
こうしたQ&A動画なら、保護者の具体的な悩みに応えられるため、「この塾なら信頼できそう」という印象が生まれます。
ステップ3「定期更新で、継続的な信頼構築」
英進館は月1本程度の新規動画配信を継続しています。これが重要です。なぜなら、保護者は「この塾は常に子どものことを考えているな」というメッセージを受け取るからです。
最初は月1本でいいので、コンスタントに配信を続けることが、長期的な集客につながります。
動画配信にかかる費用と期間の現実
制作費用の相場(スマートフォン撮影と専門業者依頼の比較)
授業風景動画(5分程度、1本)
- スマートフォン自撮影:機材費ゼロ、編集は簡単ソフト利用で数千円程度
- 中小制作会社への外注:15万~50万円程度
- フリーランス映像クリエイター:5万~30万円程度
保護者向けQ&A動画(1分~3分、1本)
- スマートフォン自撮影:5千円~1万円程度(簡易編集)
- 中小制作会社への外注:10万~20万円程度
- フリーランス:5万~10万円程度
合格者インタビュー動画(3分~5分、1本)
- スマートフォン撮影(1人):5千円~1万円程度(簡易編集)
- 中小制作会社への外注(1人):10万~30万円程度
- フリーランス(複数人):5万~15万円程度
- 中小制作会社(複数人・高品質):30万~50万円程度以上
ポイント:最初は「ありのままのスマートフォン撮影」から始めて、反応を見てから予算をかけるのが賢明です。
効果が出始めるまでの期間
- 初期制作期間:1本の動画なら、企画から配信まで1~2週間が目安
- 効果の兆候:配信開始から3~6ヶ月で、アクセス数やコメント反応が増え始める
- 本格的な集客効果:6ヶ月以降、「YouTubeを見て問い合わせた」という反応が出始める傾向
つまり、すぐに集客効果は出ないということを理解した上で、「長期的な信頼構築」と捉えることが重要です。
外注時の注意点と選定基準
動画制作を外注する際の注意点
- 教育機関の動画制作経験があるか確認:学習塾・スクール向けの実績を聞く
- 費用の内訳を明確にする:撮影・編集・配信サポートなど、どこまで含まれるか確認
- 著作権・肖像権への対応を確認:生徒の顔や氏名の取り扱いルールを事前に決める
- 複数社から見積もりを取る:同じ企画でも、業者によって費用が大きく異なる
よくある質問(FAQ)
Q1:「スマートフォンで撮影した動画でも、本当に集客効果があるのか?」
A:あります。むしろ「完璧さより、自然さ」が重要です。保護者が見たいのは、プロ級の映像ではなく、「実際の授業の雰囲気」です。スマートフォンで撮った自然な映像の方が、かえって信頼感につながることが多くあります。最初は小さく始めて、反応を見てから高品質制作に投資する方が、費用対効果が良くなります。
Q2:「個人塾でも複数プラットフォーム運用は可能か?」
A:可能です。最初はYouTubeだけから始めても大丈夫。YouTubeで1~2本配信したら、それを短くカットしてInstagram・TikTokにシェアする。この流れなら、手間は最小限です。
Q3:「動画撮影で気をつけるべき点は?」
A:3点です。照明:窓からの自然光を活用。教室が暗い場合は、LED照明を追加。音声:授業の声が聞き取れる品質を確保。スマートフォンの内蔵マイクでは難しい場合は、外付けマイクを検討。顔の映り:先生と生徒の顔がはっきり映ること。斜めからの撮影より、正面からの撮影の方が印象が良いです。
Q4:「どのくらいの頻度で動画を配信すべきか?」
A:月1本の定期配信を最低ラインとして目指してください。毎日配信できれば理想ですが、継続性の方が重要です。月1本でも構わないので、「毎月1日に配信」など定期化することで、保護者は「この塾は常に更新されている」という印象を持つようになります。
Q5:「配信開始からどのくらいで集客効果が出るのか?」
A:3~6ヶ月で反応が出始め、6ヶ月以降に本格的な効果が見え始めることが多くあります。YouTubeは短期的なSNSと異なり、Google検索での表示が段階的に高まっていくため、即効性はありません。「長期的な信頼資産」と考え、根気強く配信を続けることが成功の鍵です。
まとめ
塾の集客が難しくなった理由は、保護者のニーズが変わったからです。チラシや説明会だけでなく、「動画で実際の授業を見たい」という要望が増えています。
英進館の事例から学べることは、複数のプラットフォームを使い分け、長期的に信頼を構築するということです。個人塾でも、スマートフォンから始める選択肢があります。
あなたの塾でも、1本の動画から始めてみませんか?その動画が、入塾につながるきっかけになるかもしれません。
動画配信の詳しい進め方や、費用についてのご質問があれば、お気軽にお問い合わせください。無料相談も受け付けています。
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